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GW in ヨロン
毎年GWには与論島へ行くようにしている。
もちろん遊びではなく取材目的の出張。

一時の隆盛は影をひそめたといえど、いまも観光業に相当の
力を入れる与論島には、毎年GW中に多くの観光客が足を運ぶ。
一方、農業立島を自認する沖永良部島では目立った行事がない。
バレイショ収穫か、サトウキビの植付けや管理作業の追い込み時季
といった印象で、休暇を楽しむ目的の島民はむしろ島外に脱出する。
自然、入り込み客を見越したイベント(新聞記者にとってはネタ)
が開かれる与論島に足が向くのだ。

今年は、恒例となっている「銀座通り感謝祭」に加えて
国指定無形民俗文化財「与論十五夜踊り」が奉納される豊年祭と
与論町漁協が初めて開催した「おさかなまつり」もあって
週に2度も行ってしまった。




さて、その「おさかなまつり」。
漁協の事務所や荷さばき所のある茶花漁港で開かれたのだが
イベント開始の4日午前10時のはるか前から
島民や観光客が押し寄せて大盛況だった。

島民が目当てにしていた鮮魚販売コーナーには
前々日に水揚げされたという魚介が、島の方言名と格安の値札を
はりつけた揃いの格好で並べられている。
魚に詳しくない私には、シイラくらいしか分からない。
それらを先着順に販売するのかと思っていたら
なんとセリが始まった。

他の島で開かれる同様のイベントでは、前に並んだもの勝ち、
先に獲物を掴んだもの勝ちといった感じの
さながら戦場のような購買合戦が繰り広げられるのが常。
セリの形態をとるのは結構珍しい。

しかも値で落とす純然たるセリではなく、値はあくまでも値札通り。
多くの希望者が出た場合にはジャンケンで決着が着けられた。
こんなところに家族的な与論島のカラーを見たようで
思わず顔がほころぶ。

 トビウオのつかみ取り、なんてものもあった。
 1回挑戦するごとに300円。
 何匹取ろうが300円。激安だ。
 挑戦者は、おもむろに袖をまくりあげ、
 新鮮なトビウオと水と氷で満杯となったカゴに
 両腕を突っ込む。
 肘から先の両腕を駆使し、可能な限りのトビウオを挟ん
 で横に設置された「お買い上げ」用のカゴにドサっ。

私が定宿とする民宿のパパさんのセカンド・トライを観戦したが
本人としては期待したほどの結果が出なかったのか
渋面をつくっていた。きっとサード・トライもしただろう。

奄美群島内の漁民に等しく言えることだろうが
いま、漁家経営は厳しい。
水産資源自体が減少しているし、最近の原油高騰が拍車をかけている。
だからこそ、与論島で初めて開催された「おさかなまつり」からは
魚食普及や地域活性化を目指す漁民の意気込みが
ひしひし伝わってくるようだった。





[与論島]
| シマ情報 | 17:26 | comments(2) | trackbacks(0) |
コメント
saitoさん、喜山です。

与論便り、ありがとうございます。
楽しく読みました。

ジャンケリ・セリのような与論らしさを大事にしながら、
経済を活性化させるアイデアを出したくなりました。
| 喜山 | 2007/05/05 10:36 AM |
喜山さん、こんにちわ。
ジャンケン競りは、ちょっと他では見られないな、
て感じですよね。
漁協の若い子がすごく頑張っているみたいで
これからもガンガン応援していきたいと思ってます。

本当は出張に行くたびにヨロンネタを提供できるのですが
ブログ不慣れでなかなかアップできません。
精進します。
| saito | 2007/05/05 7:33 PM |
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