2007.06.25 Monday
ホワイトシンドローム:サンゴの新たな死病
白化現象で苦しむサンゴに、また新たな「死病」が広がっているらしい。
さっきsarahさんに知らされるまで知らなかったので、ぼく自身が語れることはほとんどなにもない。下記で、sarahさんに教わったいくつかの記事と、それ以外に見つけ出した情報を紹介する。
サンゴ襲う「白い死線」 沖縄や豪州などで被害(asahi.com 2007年06月25日)
さっきsarahさんに知らされるまで知らなかったので、ぼく自身が語れることはほとんどなにもない。下記で、sarahさんに教わったいくつかの記事と、それ以外に見つけ出した情報を紹介する。
サンゴ襲う「白い死線」 沖縄や豪州などで被害(asahi.com 2007年06月25日)
地球温暖化に伴って白化現象が進み大きな被害が予測されるサンゴ礁に、新たな脅威が広がっている。「ホワイトシンドローム」と呼ばれる病気で、オーストラリアや沖縄など世界各地のサンゴ礁で見つかった。発症したサンゴのほとんどが1年以内に死ぬという。原因は不明だが感染症の一種とみられる。この病気は今後、白化によるサンゴの減少に拍車をかける恐れがある。
記事では、別の被害についても触れられている。
この「サンゴの腫瘍」は、海中写真家・中村征夫氏のブログでもしばらく前に採り上げられている。ホワイトシンドロームについても触れられている。
サンゴたちは今(水中写真家・中村征夫のぷかぷかブログ 2007年3月17日)
ぼくはこれまでホワイトシンドロームについてはなにも知らなかったのだが、新聞報道も、先の朝日のものが第一報というわけではないようだ。沖縄の新聞はさすがに全国紙よりは早く採り上げている。
サンゴの病、海水温と関連/ホワイトシンドローム/米・豪チーム調査(沖縄タイムズ 2007年5月30日)
読売にも一面に記事が出ていたらしい。見出しが違うので、下記と同じ記事かどうかはわからないけれど。
死に至るサンゴ、原因不明「ホワイトシンドローム」脅威に(YOMIURI ONLINE 2007年6月12日)
#本家ではすでに記事が消えていたので、このリンク先はGoogleのキャッシュ。
#これも消えたら、こちらをどうぞ→Web魚拓にキャッシュしたGoogleのキャッシュ
ホワイトシンドロームはまだ原因がわかっていないため、有効な治療法もない。しかし、放置するわけにもいかないので、被害が進む現地では応急処置が行なわれているようだ。
下記の掲示板で、その応急処置にボランティアで参加したダイバーさんの話が読める。
916.ホワイトシンドローム(WSD)(マリンスポーツフォーラム 2007年03月04日)
#やりとりは、画面のだいぶ下の方です。
Webには少しだけ明るい情報もあった。
芽生え(小野にぃにぃの海と島んちゅ生活 2007-06-06)
ただ、同じ記事の中でこんなことも。
本書でもサンゴの白化現象については興さんが書いてくれた。2月に奄美大島を訪ねたときにも、大雅さんが大島海峡を見ながら「海の中の風景がまったく変わってしまった」と教えてくれた。
いま、自分にできることは見つからないけれど、リンクをひとつ。
Yahoo!ブログ検索「ホワイトシンドローム」(更新日時順)
ここしばらく、記事が増え続けている。今日書かれた分だけでも40件の記事がヒットする。「キーワードの注目度」もうなぎのぼりだ。
ときどきこのリンクをクリックすると、現地の最新の声を見つけることができるかもしれない。「適合度順」にすれば、詳しい情報が見つかるかもしれない。
サンゴの病気は、この10年、種類、数ともに急増している。「サンゴの腫瘍(しゅよう)」と呼ばれる骨格異常も、03年ごろから報告が相次いでいる。日本サンゴ礁学会の有志らは22日、環境省に緊急調査をするよう申し入れた。
この「サンゴの腫瘍」は、海中写真家・中村征夫氏のブログでもしばらく前に採り上げられている。ホワイトシンドロームについても触れられている。
サンゴたちは今(水中写真家・中村征夫のぷかぷかブログ 2007年3月17日)
驚きました。この写真をよーくみてください。大きなテーブルサンゴの上に広がる白っぽいものは何だと思いますか?これはまだはっきり解明されてないようなんだけど、サンゴたちに広がりつつある腫瘍だそうです。
癌の一種だといわれてますが、それはそれはサンゴたちが痛ましく、凝視することができないくらいでした。白い塊は固く、爪でこすると白っぽい粉が舞い上がるそうです。沖縄のサンゴ礁には、このような病気が広がっているんです。
さらにひどいのは、ホワイトシンドロームというサンゴの病気です。二つの病気の写真を並べるのにはとても抵抗があったので、ホワイトシンドロームの写真はこの次ということにします。
ぼくはこれまでホワイトシンドロームについてはなにも知らなかったのだが、新聞報道も、先の朝日のものが第一報というわけではないようだ。沖縄の新聞はさすがに全国紙よりは早く採り上げている。
サンゴの病、海水温と関連/ホワイトシンドローム/米・豪チーム調査(沖縄タイムズ 2007年5月30日)
読売にも一面に記事が出ていたらしい。見出しが違うので、下記と同じ記事かどうかはわからないけれど。
死に至るサンゴ、原因不明「ホワイトシンドローム」脅威に(YOMIURI ONLINE 2007年6月12日)
#本家ではすでに記事が消えていたので、このリンク先はGoogleのキャッシュ。
#これも消えたら、こちらをどうぞ→Web魚拓にキャッシュしたGoogleのキャッシュ
ホワイトシンドロームはまだ原因がわかっていないため、有効な治療法もない。しかし、放置するわけにもいかないので、被害が進む現地では応急処置が行なわれているようだ。
下記の掲示板で、その応急処置にボランティアで参加したダイバーさんの話が読める。
916.ホワイトシンドローム(WSD)(マリンスポーツフォーラム 2007年03月04日)
#やりとりは、画面のだいぶ下の方です。
この白化はどうも感染症の疑いがあるかもしれぬ、というような話もあり、しかしウィルスが発見されてるわけでもなく、発生メカニズムもわからない、だから薬も治療法もない。だから、死んだとこ(死亡して時間がたってるとこは黒褐色)はもとより、、死んで間もない、もしくは、瀕死のところ(そこは白い)、に、タガネもしくはくぎ抜きのようなものでキズを付け、かなづちで勝ち割り、健康な珊瑚(そこは緑っぽい)に症状が進行しないようにする、というものでした。あまりにも痛々しい記述だ。
すでに死んでる、あるいは瀕死とはいえ、テーブル珊瑚に進んでキズをつけ、さらに勝ち割るというのは、抵抗ありました。
Webには少しだけ明るい情報もあった。
芽生え(小野にぃにぃの海と島んちゅ生活 2007-06-06)
ミドリイシの復活が著しいんですよ〜 座間味島の北側はもう、オニさえ来なけりゃばちりですね。ガヒのホワイトシンドロームがひどかったところもこの写真のような芽生えがあちこちに見られます。もちろん場所によって状況は違うのでしょうけれども、回復に向かいつつある場所があるというのは朗報でしょう。
ただ、同じ記事の中でこんなことも。
沖縄タイムスという、たいへん後ろ向きな地方新聞でラムサール条約海域ではホワイトシンドロームは確認されていないという報道がありました[kamezo注:前出の沖縄タイムズの記事のことです]。でも中村征夫さんが映したのは嘉比島の南端なのじゃ!![kamezo注:これも多分、前出のブログ記事のことです]あたたたたた(T^T)
本書でもサンゴの白化現象については興さんが書いてくれた。2月に奄美大島を訪ねたときにも、大雅さんが大島海峡を見ながら「海の中の風景がまったく変わってしまった」と教えてくれた。
いま、自分にできることは見つからないけれど、リンクをひとつ。
Yahoo!ブログ検索「ホワイトシンドローム」(更新日時順)
ここしばらく、記事が増え続けている。今日書かれた分だけでも40件の記事がヒットする。「キーワードの注目度」もうなぎのぼりだ。
ときどきこのリンクをクリックすると、現地の最新の声を見つけることができるかもしれない。「適合度順」にすれば、詳しい情報が見つかるかもしれない。